10月7日から12日まで、ベルギーのブリュッセルに ビールの醸造所を見学に行きました。
滞在期間3日で3つのブルワリーに行き、ますますベルギービールの虜になってしまいました。
試飲のビールで酔っ払って大失態したり、バケツに入ったムール貝の美味しかったことなど、今回の旅行記を少しずつお話ししたいと思います。
まず、今回の旅行にお力をお貸しくださった廣島酒店の社長に心より感謝します。 写真は、ヒューガルデン醸造所の見学で仲良くなったべルギー人のご夫妻と生ビールで乾杯!
香港経由パリ行きのキャセイ航空を国際特急列車“タリス”に乗り換えて一路ブリュッセルへ。
何とか乗り継ぎを成功させて、鉄道で東フランドルの小さな町、melleに着きました。
改札もない可愛い駅から歩いて5分程のところに『ヒューグ醸造所』はありました。 ベースキャンプにもある ピンクの象さんのベルギービール“デリリュウム”の生まれ故郷です。
醸造所の壁やビールケース、果ては従業員のサスペンダーにもピンクの象さんが描かれていて、とてもユーモラスです。
ヒューグ醸造所は、日本のビール工場に比べると古い機械が良く使い込まれていて、職人の手が作っているビールという感じがします。
社長のMr.アランに工場内を案内してもらい、初めて“麦汁”を飲ませてもらいました。
甘く温かいビールの素です。 あの可愛いピンクの象さんのラベルは、酔うほどに、クロコダイル→ドラゴン→ヒッチコックの黒い鳥 と幻影が見えると云う意味だそうで、学生さんがビール2ケースのバイト代で描いたらしい。
20種類ものビールを試飲させてくださましたが、もう、どれがどれやら…。
その中で、こころと体に残るのは、やはり、“デリリュウム・トレメンス生”あの美味しさは、輸入瓶ビールとは比べ様もない、香りとコクと上品な優しさがあります。
“デリリュウム トレメンス生”の感動的な美味しさに ベルギー訪問1日目から、千鳥足で宿にたどり着くという、やや二日酔い状態のまま、翌日は、伝統的な自然発酵ビールを見学に、『カンティオン醸造所』を訪れました。
3.5ユーロを払って英語の説明を聞き、後は、順路に従って勝手に見学してください。という、シンプルシステム。
日本の小西酒造が輸入元なので、日本語のパンフレットがあります。
ブリュッセルの風土に育った天然の酵母で自然発酵させたビールは、ランビックビールと呼ばれ、3年間かけて醸造されます。
醸造途中でフルーツ果汁を入れ更に醗酵させたのが、各種フルーツビールです。
試飲させていただいたグーズとフルーツビールは大変酸っぱくて、とても飲みにくく、私達の口には合いませんでした。
ベルギーの人に言わせると、慣れて来ると“やみつき”になる。らしく、試飲をお代わりする人も。
10月はベルギーではムール貝の美味しい季節。
みんな、1人1キロのバケツのムール貝を いとも簡単に平らげます。
味付けはセロリや玉ねぎを刻んで白ワイン蒸にしたシンプルなものや、ホワイトソースなどいろいろ。
それに、お代わり自由のアツアツのフライドポテト“フリッツ”がついてくる。
私達は、3人でバケツいっぱいの“ムール貝”と郷土料理“牛肉のビール煮”“フレッシュサラダ”そして、ベルギービールは、修道院ビールの“グリムベルゲン トリプル”とベルギーで最もポピュラーなピルスナ−“マース生”を選びました。
そして・・・私達の目に狂いはなっかた!!
食べ物の写真ばかりなので、今日はブリュッセルの観光の中心地“グラン・プラス”をご紹介します。 15〜16世紀に世界の貿易の中心として全盛を極めたベルギー。
その残影は、精巧な装飾を施された市庁舎や王の家の圧倒的迫力でそびえたち、見る人の目を奪います。
木造建築に親しむ日本人には、この石の文化は感動的です。
500年前の石畳を歩きながら、アツアツのワッフルをほおばり、“小便小僧”のお着替えを見たり、何軒もあるチョコレートショップを覗き、大道芸に足を止め・・・。
そして夜は、ビアパブへ繰り出しましょう!!
アールデコ調の装飾を施した伝統のビアパブ『ル・シリオ』 ゆったり、大人の時間を楽しむための、一杯のアルコール。落ち着いた店内には、女友達とおしゃべりするマダム。
家路の前にほっと一息のムッシュ。恋人達・・・ そのテーブルの間を きびきびと大またでサービスする“ギャルソン”が最高にカッコイイ!!
ジャポネの“マダーム”は、芳醇なトラピストビールの“シメイ”と“ウェストマール・ダブル”で優雅に(気分は優雅に?)乾杯しました。
ブリュッセルから列車で50分、Tienenという小さな駅から、さらにタクシーに乗り(普通の道路の制限速度が80km!)緑の多い静かな村『ヒューガルデン』に着きました。
一戸建てハーブガーデン付きの高級住宅街と言ったところです。
その村に、近代的な設備の大規模な醸造所があります。
日本や世界中に輸出されている“ヒューガルデン ホワイト生”の生まれ故郷です。
カンカンに冷やした小麦ビール(白ビール)は、爽やかで飲みやすく、暑い夏には最高に美味しいでしょうね。
オランダ語で熱っぽく語るビール腹の小父さんに工場を案内してもらい、(意味はわからなくても)ビールに対する情熱は伝わりました。
試飲では、生ビールの注ぎ方を個人指導してもらい、ビールの正統な飲み方(胸を張り、腕は肩の高さでビールジョッキを掲げ、小指をピンと伸ばす)で何倍も乾杯しました。
無事にベルギー旅行を終え、予定の醸造所を3人で自力で回れたことに感激しました。
いつの日か、この旅行を何かの形にしたいと思います。
また、インターネットが、今回大変に役立ち、あらためて、情報通信の発達を実感。
ベルギー観光局や、ベルギーの鉄道の時刻表、宿の予約などなど。そして・・・毎度の事ながら、英会話の勉強をやらなくちゃ!
最後に、醸造所を紹介してくださった廣島酒店さんに心からお礼申し上げます。
素晴らしいベルギーにもう一度『乾杯!!
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